独島の地形
独島は、海底約2千メートルから噴き出した溶岩が固まってできた火山島で、新生代の第三期、鮮新世の前期から後期の約460万年前から250万年前の間に全体的な地形が形成された(慶尚北道、2010年、独島叢書)。
海の上に浮かぶ独島は島全体のごく一部で、全体の高さは、漢拏山よりも高い約2,300メートルに上り、上部の直径が10キロを超える巨大な火山である(韓国海洋研究院独島専門研究センター)。一方、西島と東島の間には、幅110~160メートル、長さ約330メートル、水深5~10メートルの海峡が存在する。また、西島は近隣海域の水深が浅いが、東島は海岸から少し離れた地点でも水深が数百メートルもある(大邱地方環境庁、2013年)。
独島の海底地形
< 出典:海洋水産部。韓国海洋科学技術院東海研究所独専門研究院センタ >
13,100m 等深線間隔で作成した独島周辺の海底地形
< 出典:国土地理情報院、2011年 >
独島の景観
火山島である独島は、基盤岩の種類や地層傾斜、波浪、潮汐、沿岸流、藻類、塩分などの要素が基盤岩や傾斜などの風化要素の違いにより 差別侵食を受け、現在の美しい景観が形成された。独島の地形は、海岸地形や風化地形、柱状節理、ボムサグ構造といった火山地形、断層線といった構造地形が大部分だが、岩脈(dyke)や崖錐(talus)もみられる(慶尚北道、2010年、独島叢書)。
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西島の海岸地形 <写真作家:クォン·ジンウク>
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東島の海岸地形 <写真作家:タン·インドン>
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西島宕巾峰の柱状節理(火山地形) <写真作家:金哲換(キム・チョルファン)>
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東島顔岩のボムサグ構造(火山地形) <写真作家:金哲換(キム・チョルファン)>
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東島船着場付近のタフォニ(風化地形) <出典:慶尚北道>
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西島の砂利海岸 <写真作家:キム·ジョングォン>
参考文献
- 慶尚北道、2010年、独島叢書
- 国土地理情報院、2011年、独島地理誌、国土海洋部国土地理情報院
- 韓国海洋科学技術院独島専門研究センター
- http://www.kiost.ac 環境部大邱地方環境庁、2012年、2012年独島生態系モニタリング報告書
- 環境部大邱地方環境庁、2013年、2013年独島生態系モニタリング報告書
- 海洋水産部·韓国海洋研究所、東海研究所、独島専門研究センター、独島総合情報センター www.dokdo.re.kr